お土産選びは旅行の楽しみの一つでもあります。
だけど、ハンガリーで何をお土産に買えばいいか困ることありますよね。
今回は私がいつも一時帰国の際にお土産にしているもの、国籍問わず、友人にプレゼントすると喜ばれるもの8つを紹介します。
ハンガリー産とは限りません。忖度なしにハンガリーで買って渡したら喜ばれたものを紹介します。
ハンガリーで買えるヨーロッパ土産も含むと考えてください。
はちみつ
1位はダントツではちみつです。
ハンガリー産のはちみつは質がいいと言われています。周りの人にお土産リクエストを聞くと、十中八九「はちみつ!」と言われます。
はちみつと言っても種類が多いので何を選べばいいのか。季節によっても選べるはちみつは違います。
その中でもオススメのはちみつを紹介します。
* アカシア(Akácméz)
一番癖がなく、安心して食べられるのはアカシアのはちみつです。
透き通った金色でトロッとしているアカシアのはちみつは、何の料理にでも使えます。ウチはこのはちみつを常備しています。
* 菜の花(Repceméz)
結晶化するのが早く、クリーム状になっていることが多いです。色は白。 嫌味がなく、コクがあります。私は風邪を引いて喉が痛い時にティースプーン一杯ゆっくり舐めます。
* ひまわり(Napraforgóméz)
色は黄色がかったオレンジ色です。結晶化が早いそうです。 味が濃くてちょっとフルーティーな後味が特徴的です。
* 菩提樹(Hársméz)
ひまわりと同じように黄色ががったオレンジ色をしています。スッキリとした後味です。
* 栗(Gesztenyeméz)
少し苦味があるはちみつです。コーヒーに入れたり、パンケーキの生地に混ぜるとコクがでます。ハンガリーでは栗の木を育てる農家が減ったため、珍しいはちみつになってきたそうです。
クセが強いので好き嫌いが分かれるはちみつだと思います。可能ならば試食してから買うことをお勧めします。色は暗めの茶色で(濃い琥珀色)、ドロッとしています。
左からアカシア、ひまわり、栗のはちみつです。こんなに色が違います。
余談ですが、私が以前住んでいたモスクワでは、毎年春にはちみつ市が開かれていました(今も開かれています)。広大なロシアには上質なはちみつを産出している地方が沢山あり、ロシア全土から厳しい審査を経た養蜂家たちが売るはちみつは、どれもすごく美味しかったです(今でも私の中でトップのはちみつは自然豊かなアルタイ産の菩提樹のはちみつです)。
それ以来はちみつにはこだわるようになりました。
はちみつは顔の見える相手から買ったほうがいいと言われます。
私は普段は3軒の養蜂家からはちみつを買っています。
その内の2軒はブダペストでも簡単に買えてオススメできる美味しさなので、紹介します。
fény.csemege méhészet(サイト)
ブダペスト6区のフニャディ広場の市場(Hunyadi téri piac)で隔週の土曜日に出店されています。はちみつは1kg、500gで売っているのが大半なのですが、250gの瓶でも売っていて、お土産にするにもちょうどいいです。
Konrád Méz
養蜂家Csurja Konráさんのはちみつです。
ブダペストから70キロ北、スロヴァキアとの国境あたりで養蜂されているそうです。ブダペスト6区のフニャディ広場の市場(Hunyadi téri piac)で土曜日に出店されています。
入浴剤
2位は入浴剤。いきなりハンガリー産のものではないのですが、ドイツのクナイプ(Kneipp)の入浴剤が一番喜ばれました。
日本では売っていない香りもあるので、ドラッグストアで見てみてください。
ハンガリー産の入浴剤ではYamunaのバスボムがいい香りでオススメです。
Yamunaは20年くらい前からあるハンガリーのオーガニックコスメの会社です。私が初めてハンガリーに来た頃(2008年)はここの石鹸とバスボムはクリスマスマーケットで売っていました。そこから口コミで人気が高まっていき、ドラッグストアでいつでも買えるようになったようです。ここの石鹸もお土産であげると喜ばれました。
デンメアティーハウス(DEMMERS TEEHAUS)のお茶
デンメアティーハウスは、オーストリアのウィーンに本店のあるティーブランドです。日本でも東京に何軒かショップがあります。
ブダペストにはデンメアのお店が3軒あり、美味しいお茶を買うことができます。
ブダペストのデンメアで特にお土産としてオススメなのが、ブダペストブレンドのお茶(現在6種類あります)。これはハンガリーのデンメアでしか買えないので、紅茶がお好きなら試してみてください。ラベルも可愛いので、お土産に渡すと喜ばれます。
ブダペストブレンドのお茶(サイト)
- A Cup of Budapest – Parlament
原材料: セイロン紅茶ベースのブレンド。オレンジピール、ヒマワリの花などが入っています。 - A Cup of Budapest – I love Budapest
原材料: セイロン紅茶と中国紅茶のベースのブレンド。アーモンド、ヒマワリ、ヤグルマギク、ベニバナの花などが入っています。 - A Cup of Budapest – Szabadság-szobor
原材料:ベトナム産緑茶ベースのブレンド。ジャスミンが入っています。 - A Cup of Budapest – Budai Vár
原材料:インド緑茶と中国緑茶ベースのブレンド。桃(桃、米粉)、香料、ひまわりの花が入っています。 - A Cup of Budapest – Szent István Bazilika
原材料:ローズヒップ、ハイビスカス、リンゴ、桃、オレンジの皮、香料が入っています。 - Budapest Grey
ダージリン・セカンド フラッシュベースのアールグレイ。ベルガモットオイルとヤグルマギクの花びらブレンドです。
私のオススメはA Cup of Budapest – Szabadság-szoborです。
注意!:ブダペストブレンドのお茶はウエストエンド店(Westend)かアリーナ・プラザ店(Arena Mall)、もしくはウェブサイトでしか扱ってないそうです。ご注意ください。
チョコレート類
4位はチョコレート類です。
ハンガリーのチョコレートは、(ごめんなさい)私の周囲では不評なので一時帰国のお土産にしなくなりました。
友人にプレゼントするのも、(ごめんなさい)ハンガリーのチョコレートではありません。
私はよくスイスやドイツ、イタリアのチョコレートをお土産にします。
最近ではヨーロッパのチョコレートはアルディやコストコで安く買えるので、お土産のチョコレートを選ぶ時は考えてしまいます。
それでも、ドイツのリッタースポーツやイタリアのフェレッロ、スイスのリンドールはいつ持って帰っても喜ばれます。
オリーブオイル
5位はオリーブオイルでした。
これもハンガリー産のものではないのですが、ハンガリーでも質のいいイタリア製やスペイン製、ギリシャ製のオリーブオイルが買えます。
もしスーツケースに余裕があったらオリーブオイルを入れて帰ってもいいかもしれません。
南イタリアで日本人の方がイタリア人パートナーの方と一緒に作られているオリーブオイルがとても美味しいので、もしご興味があり、時間にも余裕があったら取り寄せてみてください。2022年にはニューヨークのオリーブオイル品評会で金賞を取られたそうです。私は毎年秋~冬にここのオリーブオイルを取り寄せています(日本からも注文できるようですが、やはりヨーロッパ内の方が送料は安くなると思います)。
TORREGRANDE(サイト)というブランドです。
コーヒー
日本には美味しいブレンドのコーヒーがたくさんあるのですが、お気に入りのコーヒーをあげると話の種にもなるし、喜んでくれます。
私はドイツ・ミュンヘンの老舗、ダルマイヤー(Dallmayr)かオーストリア・ウィーンのユリウス・マインル(Julius Meinl)のコーヒーをお土産にします。
最近はハンガリーのカフェのコーヒーやスペシャリティコーヒーも売っているので、カフェで飲んでみて気に入ったらそこのコーヒー豆をお土産にしてもいいと思います。
フィンランド食器のマグ
チートっぽいのですが、フィンランド食器のマグは使いやすくて飽きが来ないので素直に喜ばれます。
日本でも買えるし、もしかしたら現在(2023年9月)のレートくらいだと逆に日本のアウトレットで買った方が安く買える場合もあります。それでもフィンランド食器がお好きな方で、滞在時間に余裕があれば、ネットで検索してみてください。うまくセールに当たると結構いい値段で買えます。ネットで買っても送料は日本に送るよリも安く(一定金額以上なら送料無料になることもあります)、ヨーロッパでしか買えないものもあります。
フィンランド食器の王道、Iittala、Arabia、Marimekkoは注文してから1週間以内に届きます。
スターバックスのご当地マグ
ハンガリーのスターバックスにもご当地マグはあります。
安いものではないし重いので配り土産の様に何個も買えませんが、デザインが可愛いので特別な人に渡すお土産にはいいのではないかと思います。
最近はデミタスカップ(クリスマスのオーナメントにもできる)も売っているので、記念に自分用にしてもいいし、身近な人にプレゼントしてもいいと思います。
まとめ
以上が私がハンガリーで買えるお土産品の中で、あげて本当に喜ばれたもの8選でした。
王道のハンガリー土産(パプリカやフォアグラのパテなど)や中央市場の2階で買えるハンガリー雑貨(民芸品)などに飽きたら参考にしてみてください。
番外編|ワイン
ハンガリーはワインの産地でもあります。
確かにハンガリー産のワインは美味しいものも多いのですが、「ワイン好き!」という人でなければワインを渡しても飲まずに棚にずっと置かれているということありますよね。
なので、私は余程の事(相手にリクエストされる場合など)がない限り、ワインをお土産にすることはなくなりました。それでもお使い物にしたいなという時は、贈る相手が赤ワイン好きでない限り、白ワインのムシュコタイ(マスカット:Muskotály)かトカイ・アスーの5番(Tokaj Aszú 5 puttonyos)を選びます。この2つは甘めで飲みやすいので、相手を選ばずに飲んでもらえます。また、この2つのワインは和食の隠し味(酒、みりんの代わり)にすると料理が美味しくなるので、プレゼントする時の話の種としてその事も相手に伝えています(「もったいない!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、飲まずに棚に置かれたまま劣化していくよりいい使い方だと思います)。
ムシュコタイ(マスカット)は左側の瓶ですが、真ん中2つの動物の絵が可愛いですね。こんな可愛いラベルなら、プレゼントでもらったら嬉しいです。
赤ワイン好きな方にあげるお土産のうち、手軽にスーパー買える赤ワインでおすすめなのはBOCKのワインです。
色々あって迷ってしまいますが、写真左から4番目のERMIRAGEはあまりワイン好きではない私も美味しいと思いました。なので赤ワイン好きな友人に贈る定番にしています。もしよかったら試してみてください。
コメント